仕事術
2016-06-02 by Horizon Blue Owl
伝えるべきこと&信頼関係
伝えるべきことフォーカスできてる?
長く仕事をしていると、上司・部下など対象に関係なく
仕事で10分以上同じことを話すのは不毛なことが多い。
実のところ長い話は、3割くらいしか相手に伝わっていない。
話しの長い人の特徴は
「どうしてそうなったか?という状況ばかり伝えてる」ことが挙げられる。
その説明、恋愛ドラマなら恋人に不満のある主人公が、友人に新事実を告げられ「そうだったのか!」と
『盛り上がり効果』にさえなるが、
仕事においては、全く効果なし。
①時間
②コスト
の制限があるためただの『非効率』を招き『失敗』につながりやすくなる。
誰だって、仕事で失敗したくない。
だから伝えるべきことにフォーカスして話してほしい。
結果、自分と相手の時間の節約と正しい情報交換が行える。
信頼を深めるために必要なフォローとは?
フォローする側に一番必要なことは、
自分が正しいことをや、なぜこうなったのか?という
自分の考えを軸に諭すより、
助けを求めてる人に
「・・・を●分で解決できる?」などの可能性確認をして
できなさそうなら、つべこべあれができてない、これができてないなど
言う間も惜しみ、理由は後で話すからと引き取る。
しかし、
具体的にわからないところを質問してくるようであれば、
自力でできる可能性を信じてみる。
そして最も重要なのは、信じた自分に対しての覚悟。
最悪その責任を取ろうという意思もどこかにもっておく必要がある。
仕事は、完成しなければいけないから・・・
フォローする側が、相手を信じた場合は、
「じゃあ▼▼▼してください」と自分で解決できるよう具体的な段取りを記した
メモを渡し、解決策を結論づけて自分で解決に当たらせることだ。
1.意外とよくないのは、口頭指示をメモさせること。
しかし、自分よりできない人のメモ力をそのまま鵜呑みにしてはいけない。
2.聞いてる方はもちろん取らなければいけない。
フォローにおいて、仕事をできるように道筋を立ててあげる最低限のルールは、
なるべく正確な指示を行うこと。
なるべく正確な指示を行うこと。
指示において、タイピングが早いなら、頭の中にある段取りを連番を振り、
打ち込みプリントするのにものの5分もかからないだろう。
10分15分話すよりよっぽど正確だし、しかも、自分がどこまで指示したか?
正確に残り、次回指示への内省にもなる。
少なくとも技術力に酔いしれ、「こういう場合はこうなんだよね~あっこのケースがあるなぁ」
なんて、気持ちよく説明しちゃう人は要注意だ。
「私、説明したから理解できるよね?」と押し付けるより
できる方法を提示し、自身で解決にあたらせることで成長してもらう。
フォローする側は、
「どう見ても自分がやらないと無理だな」と確実に思うか
「できない」と相手が断言するまでは、注意深く見て
できるようにしてあげることが大事。
教えてもらった本人が、誠実で真摯であれば
与えられた解決策を振り返るし、そうでない人もいる。
振り返らない人は、結果的に感謝や協力精神がないと疑われてしまい
結果、人間社会の暗黙知に淘汰される。
フォローされる側は、
仕事場は、みんな自分の役割で忙しい人が多いから、
都度復習や問題点整理してね言ってもらえるなんて考えない方がいい。
全ては20歳も超えた成人である自分の判断ですから。
今はできなくても、将来は仕事の支え合えるパートナーにならなければ、
仕事の質の向上のための活発な話し合いができる信頼関係なんて生まれないじゃないだろうか?
自分が正しいと思うことを軸に考えを述べるのは、決して悪い事ではない。
しかし、相手にも「考え」がありそれを理解しようと何度も話し合い
理解を深めることでしか、信頼関係を築けないのが人間である。
仕事場には、いろんな人がいて、結局 人を助けるのは、最終的には『人』。
仕事が軸にある集団にとって一番大事な最初の第一歩は、
「仕事を成功させるための仲間」であること。
「仕事の成功」があって互いを信頼するの。
その先には、より深まる人間関係も、もちろんあるだろう。
仕事場の連携が取れてる仲が良く見える組織というのは、
全員がちゃんと各自の持つ能力を理解し、互いに活かし仕事ができている
のではないだろうか?