スケマティックダイアグラム
2015-06-25 by Horizon Blue Owl
スケマティックダイアグラム
スケマティックダイアグラム(schematic diagram)――本来は電子回路や機器などの
「回路図」を指すことが多い言葉ですが、
登場人物同士の「相関図」に使われる図、という意味合いの方を取り上げてみたいと思います。
……あれにこんな厳めしいカタカナ語の名称がつけられていたのですねー。
複数のものの相関関係・力学などを組織的に整理し、
情報を分かりやすく視覚化した図です。
一項目ごとに罫線で囲って矢印を伸ばしたり、
同じカテゴリに含まれるものは地色を統一するなど、
図そのものはごくシンプルにまとめます。
ごちゃつかせてしまうとせっかくの情報が一見して分からなくなってしまいますからね。
スケマティックダイアグラムは、図を作成する前に
まずは提示する情報のテーマをきちんと設定することが大事かと思われます。
たとえば、とある事件について相関図を描くとなったら。
ただ事件の経緯を羅列するのではなく、
それが「なぜ事件が起きてしまったのか原因を探る」ためのものなのか、
「犯人とその周辺の関係者との力関係を提示する」ためのものなのか、
そういったテーマの違いによって情報の内容や、図の体裁も変わってくるでしょう。