お問合

遠近法

2015-06-25 by Horizon Blue Owl

遠近法

私たちが普段から目にしている3次元空間を平面上に写し取るために

遠近感・奥行きを表現する手法を「遠近法」といいますが、

これには以下の3種類があります。

 

1.透視図法

2.色彩遠近法

3.空気遠近法

 

 

(1)透視図法

消失点を設定して補助線を引いて結んで……というあれです。

一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法などのことですね。

幾何学的なアプローチによる遠近法です。

美術の時間に一度は勉強したことがある方も多いのではないでしょうか。

 

透視図法は、英語の「パースペクティブ(perspective)」から

略して「パース」ともいいます。

「パースが狂っている」「パースがきつい」などと使われたり、

または建築物の外観や内観の完成予想図などを描いた絵を指したりもします。

 

 

(2)色彩遠近法

「寒色と暖色」の項でも説明しましたが

寒色は奥まって見え、暖色は手前に見えます。

これを利用して「遠くのものは青に」「近くのものは赤・黄に」することで

遠近感を表すのが色彩遠近法です。

 

 

(3)空気遠近法

上記の色彩遠近法にも関係してくるものなのですが

例えば私たちが遠くの山々を望むとき、その山は霞んで青みがかって見えると思います。

同様に遠くのものほど輪郭をぼやかしたり、色を寒色系に近づけたりすることで

遠近感を表現することができます。これが空気遠近法です。

 

特に風景写真などを合成する際は、

空気遠近法は色彩調整の基本となります。

 

 

以上、ざっくりとですが遠近法を解説しました。

 

現実の3次元空間を2次元上に再現するだけではなく

デザインもおいても、遠近法をうまく使えば

画面に強い吸引力とリアリティを与えることができるかと思います。