WebM
2015-04-24 by Horizon Blue Owl
video/webm
HTML5のaudio 要素と video 要素で、WEBページに動画・音声を再生できるメディアフォーマット
高画質・高圧縮率を実現するウェブ向けの動画のファイル形式は、主に2種類。
A)***.mp4 MPEG-4形式 (MPEG-4 AVC/H.264)
B)***.webm Googleが、ビデオコーデック「VP8」をベースに開発した動画コンテナフォーマット
ファイル形式 |
A ***.mp4 |
B ***.webm |
ビデオコーデック |
「H.264」をベース |
「VP8」をベース |
背景 |
アップル・マイクロソフト・ソニー・東芝・日立・サムソンなどの技術特許が含まれる形式のため、ソフトウェアなど開発するライセンス料が発生する |
Googleが2011年に開発し、ロイヤリティフリーで提供する。2013年には、「VP8」が抵触する「H.264」の特許ライセンスを提供すると合意し |
オンライン動画配信 |
ロイヤリティフリー |
ロイヤリティフリー |
OS・アプリ・ソフト開発用ライセンス料 |
ライセンス料要 |
(不明調査中) |
<video>タグ実装状況 |
.mp4 |
.webm |
Internet Explorer9.0以降 |
○ |
△別途インストール |
Chrome3.0以降 |
○ |
○ |
Firefox 4.0以降 |
○ |
△OS※1依存 |
Safari 3.1以降 |
○ |
△別途インストール |
Opera 10.60以降 |
× |
○ |
※1: Windows 7+ (FF:21.0) 、Windows Vista (FF:22.0 )、Android (FF: 20.0 )、Firefox OS (FF:15.0)
style="color: #0015FD">※2: コンテナフォーマット:複数種類のデータおよび圧縮したデータを保持できるファイル形式のこと。
Adobe Media Encoder CC 2014でWebM変換できると便利
企業および商品ブランドサイト作成の際、CMやプロモーション動画を埋め込むことは良くあると思う。
動画データは、代理店や企業によって支給方法が異なる。
CMデータなどは、ストリーミング動画サーバーからのタグか、AVI形式および主流は、MPEG4。
WebM対応しないと、かなり稀にOperaなどでみている人が、サイト閲覧時再生されないということが発生する。
AdobeのPremiere Pro や After Effects などを使って動画加工されている制作者も多いと思うが、
できれば、スマートにMPEG4→WebMに変換したい。
Adobe Media Encoder CC 2014 などで、できそうだが、WebM用プラグインを入れないとできない。
Adobeデベロッパーフォーラムで同様の悩みを抱える制作者のスレッドからヒントが見つかった。
「WebM.prm」をゲットし、プラグインフォルダへ入れればいいことが判明!
私のマシンは、Windowsなので、
C:¥Program Files¥Adobe¥Common¥Plug-ins¥7.0¥MediaCore
にコピーし、利用できるようにした。
Nortonがやたら要確認と注意をだす為、2回位あきらめたが、結構利用してる人が多いので、ソフトの利便性を考え入れることにした。
Adobeは、「VP8」が「H.264」の特許に抵触している点について2013年にオンライン無料配信に関してのみ条件合意しているが、Adobe は、ソフトウェア会社だから、ライセンス問題がひき起こる可能性を考慮し、WebM書き出しプラグインをAdobe Media Encoder CC 2014に入れなかったのだろうと推測する。
プラグインの「WebM.prm」は、BSDライセンスで有りがたく利用させてもらっています。
Thanks! Brendan Bolles !