CMYK
2014-12-24 by Beige Shiba Inu
色の三原色。ポスターや雑誌など、印刷物に使用される色の表現方法。
「CMYK」とは、色の表現方法の一つ。
「色の三原色」である、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)の3色に
Key Plate(キー・プレート)であるブラックを加えたものをいいます。
この4色は「プロセスカラー」と呼ばれます。
図画工作や美術の授業で絵具を扱った方も多いと思いますが
絵の具は色を混ぜ合わせるごとにどんどん色が黒く、濁っていきますよね。
このような混色のことを「減法混色」といいます。
CMYKは、印刷する際のインキの重ね具合によって色を表現するので、減法混色です。
C・M・Yを混ぜると「黒」になるのですが、これはあくまで理論上のもの。
私たちがイメージする黒にはならないうえに、
インキがそこだけぶ厚くなり乾くのにも時間がかかってしまうため、別にKが設定されています。
ちなみに印刷で表現される「黒」には、以下のものがあります。
・Kを100%にした「スミベタ」
・CMYKをそれぞれかけ合わせて作成された「リッチブラック」
・CMYKをそれぞれ100%にした「4色ベタ」
「4色ベタ」は大量にインキを使用するため
裏移りなどトラブルの原因になってしまいますので、通常は使用しません。
CMYKとRGBでは、表現できる色域の広さに違いがあります。
RGBでは表示できている色でも、CMYKの組み合わせだけでは再現できないものがあります。
こうした色を印刷でも出したい場合は、特別に調合された「特色インキ」を使用する必要があります。
主な例としては、蛍光色や金銀などですね。
また、RGBで作成した色をCMYKに変換したい場合。
例えばPhotoshopですと、メニューの「イメージ」→「モード」で変換ができますが
一旦RGB→CMYKに変換したものをまたRGBに戻しても、元の色には戻ってくれません。ご注意を。