マジックナンバー
2014-12-24 by Beige Shiba Inu
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人には、短期間に記憶できる数の限界がある。
マジックナンバー。魔法の数字。
プロ野球でのマジック点灯、もしくはプログラミングの現場でも使われる単語のようですが
ここではまた少し違うお話をいたしましょう。
さて突然ですが、横にたくさんの 〇(丸) がありますね。
上から一段下るごとに、〇が一個ずつ増えていきます。
1個、2個、3個……と数えていくと、最初はすんなり数えられていても、
途中で数えるのにうんざりしてくるというか、「〇多いなー……」となっていきますよね。
さて。人間、勉強していかに複雑な計算式が解けるようになろうとも
短期間の記憶ではたくさんの数を覚えていられないようです。
人間が短期間にきちんと覚えていられるのは「7」、もしくは「4ないし5」の固まりまで。
それぞれ、アメリカの心理学者が論文として発表しているそうな。
この「7」と「4ないし5」のことを、マジックナンバーといいます。
つまり、紙面なりWebサイトなりで複数の情報を提示したいとき
とにかく量を詰め込みたいからといってひたすら並べ上げたとしても、
読んだ人の頭には最初の4,5個程度しか残らないのです!
逆に言えば、
「7」と「4ないし5」を基準として箇条書きなり、紙面を構成するブロックの数を決めればいい。
普段は意識しない部分ではありますが、あらためてちまたのデザインを見渡してみると
なかなか興味深い発見になるのではないかと思います。
「奇数は“喜”数だから、縁起物の数は奇数にするんだよ」
そんなことを、おせちを重箱に詰めながら母から教わったことがあります。
占いの分野でも数秘術というものがありますね。
そういえば『博士の愛した数式』という作品もありました。
学生時代、数学が苦手だった方も多いとは思いますが
そんな数字もいろんな角度から眺めてみると、面白くなるものなのかもしれませんね。