ナチュラルカラー
2014-12-24 by Beige Shiba Inu
自然界に存在する事物の色を再現したカラーリング。
自然界に存在する事物のカラーリングを再現した色のことを「ナチュラルカラー」と呼びます。
植物、食物、石や土、鉱物、人の肌の色などですね。
葉の緑、木の幹や土の茶色、岩のグレー、果物の赤や黄。
どれも自然のなかにあるものなのでイメージがしやすいですし、
逆に色からもそれぞれの事物を連想しやすいので、便利で王道な配色といえるでしょう。
なかでも人の肌の色は、印刷でねらった美しい色を出すのがなかなか難しいものだったりします。
色に少しでもシアンやスミが混じってしまうと、画面上では大丈夫なように見えても、
印刷した際にくすんだ顔色になってしまったり。
繊細な中間色なので再現が難しく、ちょっとした差が大きく出てしまいます。
また、「肌色」というイメージから連想する色は、国によっても違います。
昨今の色鉛筆では「はだいろ」という表記をしなくなったそうですね。
「ペールオレンジ」「うすだいだい」等という呼び方になっているとか。
イメージしやすいぶん、安直な印象にもなってしまいがちなのが「ナチュラルカラー」。
内容と表現したいものをよく吟味した上で使用していきたいですね。