お問合

色の属性

2014-12-24 by Beige Shiba Inu

色相(色合い)・明度(明るさ)・彩度(あざやかさ)の三属性のこと。

人が日常で認識している色は環境の影響によって常に変化しますが、
純粋に色の要素だけを取り出してみると、
「色相(色合い)」・「明度(明るさ)」・「彩度(あざやかさ)」の3つに分けることができます。

これを「色の三属性」と呼びます。

(1)色相
色相は、赤・青・黄・緑…と私たちが普段「色」としてイメージしている
色合い・色味の種類や方向性のことをいいます。

色相のスペクトルを円にしたものを「色相環」といいます。
色相環上で反対側に位置するのが、互いの色を引き立てあう「補色」となります。

(2)明度
明度は、色の明るさ・暗さです。最も明るい色は白で、最も暗い色は黒です。
色相に関係なく、純粋に色の明るさのみを数値化しており、明度が高ければ高いほど明るくなります。

(3)彩度
彩度は、色のあざやかさをいいます。
それぞれの色相でもっとも彩度の高いものを「純色」もしくは「原色」と呼びます。
逆に彩度が低くなると、色合いを感じない色に変化していきますが、これを「無彩色」といいます。


以上、色の三属性の解説でした。

この3つの要素を組み合わせ、色を体系的に表現するものに
「PCCS(日本色研配色体系)」や「マンセル表色体系」などがあります。

一概に「赤」「青」と言ってもその色相・明度・彩度はさまざまですから、
正確に色を伝達する際にこれらの表色系が使われます。
WebならRGB、印刷ならCMYKで色を表すことが多いですね。

PCCSやマンセル表色体系のように、色の三属性から色を表現する表色系のことを「顕色系」
RGBやCMYKのように、基準となる色(一次色)をあらかじめ決め、
その混ぜ具合によって色を表現する表色系のことを「混色系」といいます。